1872年東京 日本橋
1933年東京 日本橋
1946年東京 日本橋
2017年東京 日本橋
1872年8月〜10月北京 前門
現在北京 前門
1949年前後北京 前門
1930年代北京 前門
1895年台北 衡陽路
1930年代台北 衡陽路
1960年代台北 衡陽路
現在台北 衡陽路
1904年ソウル 南大門
2006年ソウル 南大門
1950年ソウル 南大門
1940年代初ソウル 南大門
ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
ここは、国際和解学研究所という早稲田大学内部の研究所についての説明の部分です。
「和解学」というネーミングや、和解学の内実については、ぜひ、「和解学の創成」の説明をご覧ください。国際和解学研究所は、「新領域プログラム」に本プロジェクトが採用されたことを契機にして、早稲田大学内部に地域・地域間研究機構をベースに設立されました。新領域におけるプロジェクト終了後にも、息の長い活動を続けていく所存です。また、ホームページにおいては、「和解情報」の収集を粘り強く、継続していきたいと考えています。
和解情報については、新領域プロジェクトと同じ内容ですが、以下説明を繰り返させていただきます。
タブで「和解情報」とあるのは、各国の国民統合を左右する重大な内外の事件について、リンクの残る情報のサイトリストです。
単純ですが、大量の洪水のような情報の中から、リンクの残る歴史紛争や和解についての情報を拾い上げて参ります。これは近年のグローバル化の中で我々がどこにいるのかさえ、見失われがちになるからです。実際に何があったのかという事実は、検索すれば確かに出てきますが、検索のキーワードさえ、失われがちです。しかし単純なものでも、サイトの入り口さえあれば、我々は、簡単に自分が生きている時代や、その時代の刻まれる空間を、各々のやり方でイメージすることができるようになることでしょう。
各新聞社・通信社のリンクが消えている問題は、選定に改良を加えるしかない状態にて申し訳ございません。こちらで選定に改良を加え、以後のリンクを公開させていただきます。この時代に吸収されないために、また、国民国家という空間のみに我々の想像力を収斂させることなく、むしろそれを超えた地域やグローバルな空間を想起いただくための手段として活用していただければ幸いです。
さらには、近々、プロジェクトの分かりやすい成果として「東アジア歴史紛争事典」を逐次公開してまいります。これは歴史をめぐる紛争がいかなる過程を経て政治化していったのかを中心に記述していただくもので、歴史的事実として共有されている最低限の事実、その逆に事実自体の真偽が問われている紛争的事実、それに対応した相互に対立する異なる認識と対応する各々の意味・感情・価値、さらには和解へ向けた努力の軌跡についても触れていただくものです。
人物や事件を中心とする中・小項目については、こうした大きなモチーフを意識して書いていただく予定です。第一線で活躍する研究者・専門家の手で、できるだけ一次資料として公開されているデジタル資料やオンラインで公開されている重要な研究書・論文にもリンクを貼っていただきつつ解説していただく予定です。
紛争的な内容につきましては、両論併記的な形での公開をも予定しています。項目については、細かなツリー状のイメージで、キーワードを付しながら、知識を網の目で細かくたどることができるよう工夫を凝らすつもりです。
今後、国際和解学研究所は、時代と空間を超えて、人間がより自由に生きられる世界の基盤となる感情や概念を発信して参る所存です。何卒、末長く、よろしくお願い申し上げます。
2018年9月15日
(早稲田大学政治経済学術院教授・日本政治史担当)